ダイヤモンドの豆知識 |
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ダイヤの豆知識 |
ダイヤモンド(diamond)は略してダイヤと呼ばれることもある鉱物です。天然の鉱物の中でも硬い性質
を持っていること、電気を通さないことから、宝飾品やアクセサリーのほかに研磨剤として工業用品にも
多用されています。
ダイヤモンドの等級と品質を表す「4C」は、色を意味するカラー(color)、透明度の意味があるクラリティ
( clarity)、重さの基準となるカラット( carat)、研磨法を現すカット( cut)の、4Cを意味する国際的な基
準です。
色を意味するカラー(color)は、無色透明のDEF、ほぼ無色のGHIJ、かすかな黄色をしているKLMなど
その色を目安に23段階のランクに分けられています。透明度が基準となるクラリティ( clarity)は、内部
や外部に傷があるかないか10倍に拡大してルーペで確認した際に内部や外部に内包物(インクルージ
ョン)があるかどうかなどでランク付けされています。
重さの基準となるカラット( carat)はよく聞く言葉ですが、1カラットは0.2gで専用の電子天秤を使用して厳
密に量られます。研磨法を現すカット( cut)ですが、人工的に手を加えることができる重要なポイントとさ
れカッティングの美しさから最高品質のエクセレント(EXCELLENT)、ベリーグッド(VERY-GOOD)、グッド
(GOOD)など、グレードが段階的に決められています。この「4C」の評価は鑑定書に書き込まれそのダ
イヤモンドの価格が決められる重要な基準になります。
鑑定での等級とともにダイヤモンドの美しさを表す基準となるのが、ダイヤモンドのカットによって作られる
光の反射率です。ダイヤモンドは屈折率が2.42と高いのですが、これはダイヤモンドの中に入った光がそ
のまま通過してしまうのではなく、ダイヤモンドの中で反射しプリズムのように光を放つ効果を持っていると
いうことで、よく耳にするブリリアントカットはこの屈折率を最もきれいに見せるカット法だとされています。
ほかの物質を研磨する素材として使われるほどに硬いダイヤモンドは、一定の方向に強い力が加わると割
れる特質があるので取り扱いには少し注意が必要です。ダイヤモンド同士やほかの宝石に触れることで傷
がつくこともあり、脂になじみやすい性質もあるので油がつかないように調理や家事の際には身につけない
ほうが無難です。