ダイヤモンドの魅力 |
日本で婚約指輪や結婚指輪として人気があるダイヤモンド(diamond )は、ダイヤと略して呼ばれたり極め
て硬い石という意味の「金剛石(こんごうせき)」、独特の輝き方をすることから「光の石」とも呼ばれます。
地球の深部百数十キロもの場所の特殊な条件下のみで生成されるといわれているダイヤモンドは、傷が
つきにくい宝石として知られているほか、「ダイヤモンド富士」や「ダイヤモンドの原石」など価値があるもの
特別なものの例えによく使われます。
10tの土砂からわずか1g、大きさも数ミリ程度でしか採取することができないダイヤモンド。その希少性はも
ちろん、品質の基準となっている透明度や人工的に施された繊細なカットによる輝きは独特です。ブリリアン
ト・カットやローズ・カット、エメラルド・カットなど様々なカットを施されたダイヤモンドは、無色透明の固体の中
に赤やオレンジ、青・緑・紫などの光のスペクトルを内包する魅力的な光を発します。
ダイヤモンド内部に入った光が内部で跳ね返った後に外へ放射されるこの虹色の光は、ダイヤモンド用語で
「ディスパージョン」や「ファイヤー」と呼ばれています。またカットされた表面の光を跳ね返したときの輝きはク
ールで力強くこの光は「ダイヤモンド光沢」とも呼ばれ、「シンチレーション」や「ブリリアンシー」などの名称も
あり、ダイヤモンドの価値を高める重要な要素と魅力になっています。
金やプラチナなどの貴金属が溶かしてかたちを変えることができるのに対し、ダイヤモンドはかたちを変える
加工ができない宝石としてたぐいまれであり、「4C」と呼ばれるカラーや透明度、重さ・カット法など4つの国際
的な基準がきちんと決められており、国を問わず世界中で共通の価値が認められているのも大きな魅力です。
古代から特別な石として扱われ「神々のなみだ」とも呼ばれていたダイヤモンドは、現代においては硬い絆を
あらわし、一途な愛や美を象徴する宝石として婚姻に関する指輪やアクセサリーに利用されています。耐久
性の強さは永遠を象徴し誰もがあこがれる美しい宝石の代表として愛され続けています。
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