ダイヤモンドの相場 |
ダイヤモンドの価格は、ダイヤモンドの品質や需要と供給のバランス、外国為替相場、流通や販売に
かかるコストなどをもとに決められていますが、ダイヤモンド原石の採掘業者や流通を担当する業者
が採掘量や流通量を調節することにより、通貨のように激しく価値が変化することがないように市場が
守られているのが特徴です。
日本でダイヤモンドが広まったのは昭和40年代以降。婚約指輪や結婚指輪としてダイヤモンドが使わ
れるようになったことから人気が高まり、徐々に宝飾品やアクセサリーに用いられるようになりました。
日本国内ではダイヤモンドが採掘されないことや世界でもダイヤモンド原石の採掘量が限られている
こと、宝石としての価値が世界的な基準で認められていることなどからダイヤモンド=高価なもの、特別
なもの、資産価値があるものとして扱われる風潮は現在も衰えることなく続いています。
「バブル」と省略して呼ばれることが多い「バブル景気」が日本で起こったのは、1986年(昭和61年)から
ですがその後、1991年(平成3年)までの期間日本では、株式や不動産などの資産の価格が高騰し取引
が活発化傾向を強め経済が大きく循環した時期でした。この頃の日本では、不動産だけではなく通貨以外
に世界に通用する動産として多くの金やダイヤモンドが購入されたといわれています。
日本の土壌からはダイヤモンドが採掘されないため日本で流通するダイヤモンドはすべて輸入品となりま
すが、価格は輸入の際の為替レートの影響を受けます。USドルに対して円高の状態であればダイヤモンド
の価格は安くなり、円安であれば高くなります。それまで比較的緩やかに上昇していたダイヤモンドの価格
が目だって高まる傾向が出てきたのは2000年以降です。
約30年前1980年代半ばの1カラット(0.2g)のダイヤモンドは、12,500USドルでしたが、2000年には15,100
USドル、2014年には28,400USドルと上昇。この期間に円は1USドルに対して175円前後から110円前後へ
推移しており円高の傾向にあるため、以前のようなUSドルで決められるダイヤモンドの基準価格に対して
の割高感は減少しているといえます。
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