ドコモの歴史 |
ドコモは日本を代表する通信事業と携帯電話サービスの株式会社で、NTT(日本電信電話株式会社)の子
会社。本社は東京都千代田区永田町にあり、正式名称は「株式会社NTTドコモ(NTT DOCOMO, INC.)」です。
長らく公社として運営されてきたNTTが1985年(昭和60年)に民営化された後、政府から「移動体通信業務の
分離」が発令され、その措置を受け1991年(平成3年)8月に「エヌ・ティ・ティ・移動通信企画株式会社」として
設立されたのがドコモの始まりで、その後は「エヌ・ティ・ティ移動通信網(株)」、「(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ」
、「(株)NTTドコモ」へと商号を変更しています。
会社の設立は1991年ですがドコモの通信事業としての実質的な開始は、1968年(昭和43年)にNTTがポケット
ベルのサービスを開始したことから始まったといえます。通称ポケベルと呼ばれたこのサービスは、無線呼出サ
ービスとして普及しましたが、文字表記が可能な機器が発案されたことで女子高校生を中心にコミュニケーション
ツールとして大ブームとなり、現在の携帯文化の基盤を築く大きなきっかけとなりました。
1992年(平成4年)にはドコモショップ第1号店となる八王子店を初の路上店としてオープン。それまでレンタルが
基本だった携帯電話端末・ポケットベルの販売を順に開始。パケット通信サービスや携帯の電話番号からメール
のやりとりが可能なSMSの「ショートメール」サービス、PHS事業などを開始する中でアナログとデジタルでの通
信を主たる事業として展開し、1998年(平成10年)10月には東京証券取引所市場第一部に上場しています。
1999年(平成11年)には、メールの送受信やウェブページ閲覧などができる世界初の携帯電話IP接続サービス
「iモード」を、2001年(平成13年)にはより早い3G回線を使った携帯電話「FOMA」のサービスを開始。2006年(
平成18年)には地上デジタル放送が受信できるワンセグ対応端末を販売し、2012年(平成24)には会社設立満
20年を迎えました。
携帯電話からスマートフォンへと端末の形態が移行する中、2016年(平成28年)現在国内携帯電話の市場シェア
・契約数ともに1位を維持。高速通信が可能なLTE回線や国内最速のPREMIUM 4Gサービス開始など、移動通信網
の発展に貢献し続けています。
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